映画とデートというのは、昔から、バターとポップコーンのように相性が抜群ですよね?というのも映画は、カップルが楽しめる共有体験のひとつであり、ストーリーテリング、ユーモア、感情すべてが二人の絆を深めるのに役立ってくれるからです。なので、運命の恋人とデートするときも、ただ相手との時間を楽しみたいときも、感動を呼ぶロマンチック映画を用意しましょう!

 

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』

ロマンチックコメディは、シリアスな要素が一切含まれないジャンルとして知られています。独身の人が真実の愛を求めることは、必ずしもネガティブなことではありませんよね。人生の煩わしさを感じさせないロマンスは、最高の逃避行となりえますから…。一方、大きな概念に満ちあふれた素晴らしいラブストーリーは、より忘れがたい出会いを見せてくれます。映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』は、タイムトラベルに一種のひねりを加えたラブストーリーです。あるとき、時間をさかのぼる能力を持っていることに気づいた主人公のティム。最初は良かったのですが、最愛の人に出会ったとき、事態は厄介な方向へと向かっていくのでした…。

 

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』

目ぼしい作品はいくつかあるけれど、なかなか良い作品が見つかりませんか?それもそのはず。恋愛したくなるような感情を楽しめて、かつ優れたストーリーとなると、ロマンチックコメディではなかなか見つからないでしょう(決してロムコム好きの皆さんに悪気はありません)…。ロマンティックコメディを見ながらデートを最高潮に盛り上げるには、どこか別の視点から見直したほうがいいかもしれません。そこで、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』の出番です!本作は物語も面白く、典型的なロマンティックコメディではありません。リアルで純粋な愛を、異常なほど誠実に描き、笑わせてくれるので、思わず目が釘付けになるでしょう。

『40男のバージンロード』

恋愛やデートは、どんなに良いコンディションにあっても、緊張するものですよね。まさにそんな状況を描いた映画『40男のバージンロード』は、恋愛のプロセス全体をずっと自然に見せてくれて、思わず共感性羞恥を感じてしまう人もいるかもしれません。共感性羞恥とは、他人が恥をかいている場面を目の当たりにすることで、まるで自分のことのように恥ずかしく感じることを指します。ポール・ラッド演じる主人公ピーターは、恋人ゾーイとの結婚式が近づくにつれ、自分の男友達がいかに少ないかを痛感することに…。ジェイソン・シーゲル演じるシドニーと唯一意気投合できたのですが、あまりにも仲が良くなりすぎて、最終的には”ブロマンス”が開花するのです。このシーンは、ユーモラスでありながら、胸が張り裂けるような気持ちになります。

 

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』

付き合いたてのカップルが見るべき映画となれば、(例えば『セブン・イヤーズ・イン・チベット』といった)ヒューマンドラマは尺が長すぎるし、少し内容が重いかもしれません。ただし、通常のドラマ映画であれば、相手はどれくらいの思いやりを持っているか、ドラマストーリーについていけるか、自分になんらかの質問をしてくるか、そのような質問をされたとき嬉しくなるかなど、恋人の感情的な面をチェックできるので、お勧めです(笑)。じゃあ、おすすめのドラマ映画はどれか?と聞かれれば、『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』をおいて他にはないでしょう。わずか5歳にして迷子になり、家族と離れ離れになったインド人少年サルー・ブライアリーを描いたドラマチックな作品で、実話がベースになっています。25年後、大人になったサルーは本当の家族を探し始めるのでした…。

『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』

二人の心臓は高鳴り、照明の光が明るくなったり暗くなったりすることで、目がキラキラと輝く…。汗ばんだ手がもっと汗ばんでしまう前に、相手の手に触れたいのに触れられない…。緊張がMAXに高まる中、大きな声で笑い合う…。相手の手が自分の脚にかかり、熱い視線が交わされる…。なんともキュンキュンする瞬間なのでしょうか。大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』出演女優のナタリー・ダイアーを起用した『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』は、秀逸なセリフが多数登場し、カップルのムードを盛り上げてくれる作品です。欲求やホルモンが溢れ出している本作は、要所要所に笑いを交えながら、性的な自己発見の物語を描いています。