新しい一年の目標は、時に罪悪感や屈辱感へとつながるかもしれませんが、感動を呼ぶ映画を鑑賞すれば、自信とポジティブな気持ちをもらえるでしょう。ハッピーエンドで終わる映画や、主人公があらゆる困難を乗り越えて成功を収める映画は、(現実と同じように)途中の過程において数多くの苦痛があったとしても、最終的には人生を楽観的に見つめ直すことができます。また、自己啓発につながる映画は、たとえ失敗をおかしても、今よりも良い方向に向かうために、粘り強く努力するよう鼓舞し、促してくれるかもしれません。そこで本記事では、2022年をより良い形で終わらせるために、モチベーションをグッと上げてくれる自己啓発映画をいくつか紹介します!
『フォレスト・ガンプ』
一人の人間の個性を決して”制限”とみなすべきではないと教えてくれる、名作映画『フォレスト・ガンプ』。主人公フォレスト・ガンプが歴史上の著名人たちから厳しい批判を受けたり、認められたりすることで、ユニークさによって人を非難してはいけないということを強調しています。作中では、トム・ハンクス演じるフォレスト・ガンプは素晴らしい人間として描かれており、他人との違いに悩みながらも、その人柄の良さが彼を幸せな存在へと導いてくれるのです。物語の最後では、誰もがそれぞれの自分らしさを持っていて、自分自身を受け入れ、自分らしく生きていくのが大切だ、とフォレスト・ガンプは視聴者に語りかけます。自分を貶めたり、無理な目標を立てて歪んだ理想像になったりする必要はなく、自分の個性や長所を見つけて活かし、自分も他人も幸せになればいい、と説いているのです。
『ロッキー』
1976年公開の映画『ロッキー』は、製作費の225倍もの興行収入を上げ、アカデミー賞3部門を受賞するなど、映画ファンや映画批評家からも大絶賛された作品です。あらすじは、勤勉なイタリア系アメリカ人がそのパワーと善良な態度をもってして、偉大なボクサーへの道を突き進むというお話で、シルヴェスター・スタローンが主人公ロッキー・バルボアを演じました。ロッキーは、「意志あるところに道は開ける」という言葉を信じて、多大な努力によって成功を収めていきます。本作が視聴者に一番伝えたいポイントは、たとえ最後に敗れたとしても、挑戦する過程において自分自身が大きく成長し、より良いファイター、より良い人間になるので、勝ち負けはまったく関係ない、ということです。肩書きや名誉だけが人生ではない、という励ましのメッセージで、物語は締めくくられます。
『幸せのちから』
実在した人物クリス・ガードナーの半生を描いた映画『幸せのちから』は、まぎれもなく勝利と愛の物語です。主演俳優ウィル・スミスとその実息子ジェイデン・スミスは、クリス・ガードナーが実際に経験した苦難、そして理念と魂を保ちながら”アメリカンドリーム”を生き抜こうとする家族の力強い姿を、涙ぐましいほどの演技で見事に表現しています。本作は、人生は浮き沈みの激しいジェットコースターのようなものだと例えて、一日の終わりには必ず努力が報われるはずだということを教えてくれます。黒人のシングルファーザーであるクリス・ガードナーは、ジェンダーや人種の固定観念を覆しつつ、勤勉な姿勢、誠実さ、寛大さをもってして、成功へと導かれていきます。たとえ困難が待ち受けていたとしても改善は可能だ、という希望あふれるメッセージを見る者に送っています。